【おすすめ書籍/書評】会食力 | 社会性を示す食事のマナーがわかる!

  • URLをコピーしました!

近年では会食恐怖症というように会食に苦手意識を持つ人が多くなっています。その一因として食事のマナーが悪いのではないかと気になってしまうということがあります。本書では、社会人としての価値を高める会食におけるマナーが紹介されています。

楽天Kobo電子書籍ストア
¥1,232 (2024/09/30 02:30時点 | 楽天市場調べ)
目次

本書の概要

マナーを堅苦しいものと捉える方もいるかと思いますが、食事におけるマナーというのはその人の「社会性」に対する意識を示します。他人と食事をする際は、自分自身の食べ方、作法によって周りに不快感を与えたり、迷惑をかけたりする可能性があります。そのようなマナーを守れていない人とビジネス・プライベートにおいて付き合いを続けたいと思う人は限られています。今後の人生を豊かにするためにも、会食におけるマナーを磨くことが重要になるのです。

本書では、ビジネス接待、立食パーティ、お通夜、デートなど様々なシチュエーションにおける会食のマナーが紹介されています。また、現時点でどの程度の会食力があるのかを客観視することができます。

本書を通じて学べる事

会食におけるマナーと実践例

本書では会食における様々なマナーが紹介されています。

たとえば、会食する相手との約束の取り付け方においては、相手の予定を優先して自分がそれに合わせる配慮が必要です。逆に一方的に日時を指定して、それに対してイエスかノーかを求めるのは失礼になります。接待をしようとするときは相手の都合を第一に考え、恐る恐る伺いを立てる姿勢が重要になります。また、お店の選択も相手が来やすい場所、好みの料理がある店を選択します。接待をする場合は、相手のことを第一に考えアレンジする必要があるのです。

このような会食する相手に対する配慮というのはマナーの基本となります。本書では、上記の他、ドレスコード、オーダーの仕方、道具の使い方、食事のスピードなど様々なシーンにおける会食のマナーが紹介されています。普段意識することができていない点を発見することができます。

お酒を上手く活用し、本音を引き出す

会食においてはお酒を飲むことも多いですが、お酒は気持ちをリラックスさせ、本音を引き出す効果があります。

当然ながら無理して飲む必要はありませんが、相手に合わせてお酒を飲むという行為は、互いに腹を割って本音や弱点を打ち明けることにつながります。クライアントとの接待であれば、自社のサービス・商品に対する正直な本音や希望を聞くことができるかもしれません。自分がお酒を飲めない場合でも、水やお茶ではなくノンアルコールドリンク、ソフトドリンクを注文し、相手と対等な立場にあることを示す必要があります。

飲みにケーションといった言葉もありますが、本書ではお酒を活用して人間関係を良好にするテクニックも紹介されています。自身がお酒が飲めなくとも、お酒を飲む相手に対してどのような配慮をすべきかという点は非常に参考になるかと思います。

人のマナー違反を指摘するのはマナー違反

自分自身が会食のマナーを守ることは当然として、他人のマナー違反を公然と指摘することは相手に恥をかかせてしまうので、慎まなければいけません。また、マナー違反によって当人が困っているときは、手助けをすることも大切です。人の面目や対面を守ることは、時にはマナーよりも優先しなくてはならない場面があると本書では指摘しています。

マナーを身につけることは大切ですが、それを知識として他人にひけらかしたり、注意したりする行為は、何よりもマナー違反であるということがわかります。マナーというのは他人に押し付けるのではなく、自分自身を磨き上げるものであるという意識が大切です。

まとめ

マナーというと少し窮屈に考えてしまう方もいるかと思いますが、自分本位に考えるのではなく、相手を不快にさせないために必要なものであると考えることが大切です。マナーを実践することによって、相手とのより良い人間関係を築くこともできます。

自身のマナーに自身がない、社会人として最低限のマナーを身につけたいという方は、是非本書を手に取ってみてください。

楽天Kobo電子書籍ストア
¥1,232 (2024/09/30 02:30時点 | 楽天市場調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コンサルティングファームにおいて様々な業界で経験を積み、人材領域で業界の知識を活かしたく、本サイトを運営しております。すべての人が適職で活躍できるような社会を実現するため情報提供をして参ります。

コメント

コメントする

目次