近年、企業のDXの加速、2027年問題などを背景としてSAPコンサルタントの需要が増加しています。
SAPコンサルタントは一般的なSEやITコンサルタントよりも高い年収を実現できる可能性もあり、注目を集めている職種の一つです。一方で一口にSAPコンサルタントと言っても業務領域も様々で、どのようなモジュールを伸ばしていくべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、SAPコンサルタントの年収、業務内容、おすすめモジュール、有用な資格、SAPフリーランスのおすすめの案件獲得サービスについて解説していきます。SAPコンサルタントとしてのキャリアを目指す方の参考になれば幸いです。
SAPコンサルタントとは
SAPとは
SAPコンサルタントについて説明する前にSAPについて解説します。SAPとはドイツに本社を置くSAP SE社が提供するERPパッケージのことです。ERP(Enterprise Resource Planning)とは、企業の経営資源を一元管理するITシステムです。SAPでは、財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、在庫管理、生産管理、人事管理などあらゆる業務をカバーしています。
SAPはEPRソフトウェアの分野で世界トップのシェアを誇っており、社員数、導入企業数、ユーザー数も世界トップクラスです。国内においても多数の企業が導入しています。
157 カ国以上で働く社員数 | 10万5,000人以上 |
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世界中のSAP パートナー企業の数 | 2万4,000社以上 |
2022年の総収益 | 295億2,000万ユーロ |
SAPのクラウドベースの登録者数 | 2億8,000万人以上 |
世界の開発拠点数 | 100以上 |
SAPコンサルタントとは
SAPコンサルタントとは、SAP SE社が提供するEPRパッケージSAPの導入や運用を支援するコンサルタントです。SAPを導入する企業の業務課題を把握し、要件定義・ソリューション提案・運用サポートなどを行います。
また、SAPはパッケージ化されたソフトウェアですが、企業の業務内容・課題を踏まえてカスタマイズすることで、より高い効果を発揮することができます。そのようなカスタマイズを提案することもSAPコンサルタントの役割の一つです。
SAPコンサルタントとSEの違いは
SAPコンサルタントとSE(システムエンジニア)はいずれもSAPに関わりますが、担当領域・役割が異なります。SAPコンサルタントは経営に近い立場で、企業の経営課題に即して要件定義・ソリューションの提案を行い、課題解決を実現します。そのため、ビジネスコンサルタントのような役割も兼ねているといえます。
項目 | SAPコンサルタント | SE(システムエンジニア) |
---|---|---|
役割 | 企業の経営課題・業務を理解し、SAPを活用した解決策を提案する。 | SAPコンサルタントが設計した内容に基づき、SAPの構築・開発・テストなどを行う。 |
担当範囲 | 上流工程(要件定義・設計など)中心に、プロジェクト全体の管理も担う | 下流工程(開発・テスト・運用など)中心 |
重視する点 | 企業の経営課題の解決 | システムの機能実現・安定稼働 |
必要なスキル | SAP製品知識 業務プロセス分析能力 コミュニケーション能力 問題解決能力 プロジェクト管理能力など | SAPシステムの技術知識 プログラミングスキル データベース知識 問題解決能力など |
SAPコンサルタントの需要が増加している背景
SAPコンサルタントの市場における需要は増加しており、その背景としては以下のようなものがあります。
DXに取り組む企業の増加
近年、多くの企業においてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、DXの手段の一つとしてSAP等のERPシステムの導入が行われています。そのため、SAPシステム導入や活用を支援するSAPコンサルタントの需要が高まっています。
2027年問題
また、2027年問題もSAPコンサルタントの需要を高める要因の一つです。2027年問題とは、SAPの従来型ERP製品(SAP ERP 6.0)の保守サポートが2027年末で終了してしまうことにより発生する諸問題のことです。サポート期間が終了すると、修正プログラムの提供やシステム品質の改善などのサポートも受けられなくなり、業務に支障が発生する可能性があります。
そのため、多くの企業が最新版のS/4HANAへの移行を迫られており、SAPコンサルティング需要が急増しています。S/4HANAへの移行は、単なるシステムの置き換えではなく、業務プロセスの見直しやデータ活用など、企業全体の変革を伴う大規模なプロジェクトとなる場合が多く、専門性の高いSAPコンサルタントのニーズが高まっています。
SAPコンサルタントの業務内容
SAPコンサルタントの業務内容は、プロジェクトのフェーズやモジュールによって異なりますが、主に以下のような業務内容があります。
導入のコンサルティング業務
- 現状分析と課題特定:クライアント企業の業務プロセスやシステム環境を分析し、課題や改善点を明確にする。
- 要件定義:クライアントのニーズや課題を踏まえ、SAPシステム導入の目的、目標、導入範囲、機能要件などを定義する。
- 設計:要件定義に基づいて、SAPシステムの設計を行う。業務プロセス設計、データモデル設計、システム構成設計などが含まれます。
- プロジェクト計画策定・管理:プロジェクトのスケジュール、体制、予算などを策定し、プロジェクト全体を管理する。
導入時のSAPの提案・カスタマイズ
- ソリューションの提案:クライアントのニーズ・課題に即してSAPの適切なテンプレートを提案する。
- モジュールのカスタマイズ:必要に応じて企業の業務プロセスや業務形態に合わせてモジュールのカスタマイズ提案を行う。
導入後の運用・保守
- 運用サポート:導入後、システムが正常に稼働するよう、障害対応、問い合わせ対応、パフォーマンス監視などを通じて運用を支援する。
- 保守:システムに不具合が発生した場合、バージョンアップ、パッチ適用、セキュリティ対策などを通じて解消を支援する。
- 改善提案:導入後に新たに発生した課題・ニーズに対してはSAPシステムのさらなる活用や改善を提案する。
- ユーザー教育:トレーニング資料の作成、研修の実施などを通じてSAPシステムの利用方法をユーザーに教育する。
SAPコンサルタントの年収
SAPコンサルタントの年収に関しては担当する領域などによっても異なりますが、経験年数別に見ると以下が会社員としての年収の目安になります。
経験年数 | 年収目安 |
---|---|
未経験または経験3年未満 | 400万円〜600万円程度 |
経験3年〜5年未満 | 600万円〜800万円程度 |
経験5年以上(プロジェクトマネージャー) | 800万円〜1200万円程度 |
さらにフリーランスであれば月額100万円以上の案件が多いため、会社員の1.2~1.5倍の収入を見込むことができます(年間を通じて案件を受注できた場合)。
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SAPコンサルタントのおすすめモジュール
SAPのERPは、特定の業務領域に対応する機能群をまとめた複数のモジュールに分けることができます。代表的なモジュールとしては以下のようなものがあります。
- FI(FInancial Accounting,財務会計)
- CO(Controling,管理会計)
- MM(Materials Management, 購買管理/在庫管理)
- SD(Sales and Distribution, 販売管理)
- PP(Production Planning and Control,生産計画/管理)
- QM(Quality Management,品質管理)
- LE(Logistics Execution,物流管理)
- PM(Plant Maintenance,プラントメンテナンス)
- PS(Project System,プロジェクトシステム)
- WM(Warehouse Management,倉庫管理)
- IM(Inventment Managemant,設備管理)
- HR(Human Resources,人事管理)
SAPコンサルタントとしてキャリアを積んでいく場合、軸となるモジュールを決めて学習・経験を積むことでスキル・収入を高めることができます。すでに特定のモジュールについて経験があれば、そのモジュールに関する知識・スキルを伸ばしていくことをおすすめします。
一方で、まだ経験が浅い場合は以下のような需要が高く、案件数の多いモジュールを軸に学んでいくことをおすすめします。
FI(FInancial Accounting,財務会計)
FI(FInancial Accounting,財務会計)とは、財務諸表の作成、総勘定元帳管理、債権債務管理など、財務会計業務全般をカバーするモジュールです。財務会計はすべての企業において必須のモジュールであり、案件数も非常に多いです。また、そもそもSAP社は会計システムからスタートしており、SAP EPRの根幹となるモジュールであるため、他のモジュールとの関連性も高いです。
FI領域の案件例
案件名 | 大手製造業におけるS4HANAテンプレートの各グループ会社ロールアウトPJ | SAP導入案件(会計領域における障害・QA対応) | 大手食品メーカーにおけるグループでのSAP統合推進PJ |
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想定報酬 | 200万円/月 | 110万円/月 | 200万円/月 |
稼働率 | 100% | 100% | 100% |
勤務地 | リモート/オンサイト併用 | リモート/オンサイト併用 | リモート/オンサイト併用 |
業種 | メーカー | – | メーカー |
推奨経験年数 | 7年~ | 4年~ | 5年~ |
CO(Controling,管理会計)
CO(Controling,管理会計)とは、原価計算、利益管理、予算管理など、社内向けの管理会計業務をカバーするモジュールです。管理会計はFI(FInancial Accounting,財務会計)と密接に連携しており、FIと併せて導入されるケースが多いです。また、自社向けのレポート作成に活用されるCOは、比較的資金に余力のある企業に導入される場合が多いです。COは各社の業務内容を理解した上で、要件定義を進めていく必要があるため難易度は比較的高く、SAPコンサルタントの価値も高くなります。
CO領域の案件例
案件名 | 国内製薬会社におけるS/4導入後の保守および追加要件対応 | 【大手SIer直案件】医薬業界の基幹システム再構築の要件定義 | 製造業向けSAP導入案件(COコンサルタント) |
---|---|---|---|
想定報酬 | ~160万円 | 150~180万円/月 | ~150万円/月 |
稼働率 | 100% | 100% | 100% |
勤務地 | リモート/オンサイト併用 | リモート/オンサイト併用 | リモート/オンサイト併用 |
業種 | 製薬 | 医薬 | メーカー |
推奨経験年数 | 5年~ | 5年~ | 5年~ |
SD(Sales and Distribution, 販売管理)
SD(Sales and Distribution, 販売管理)は、受注から出荷、請求まで、販売プロセス全体を管理するモジュールです。販売業務は業界問わず、どのような企業においても発生する重要な業務であるため、多くの企業で導入されています。MM(Materials Management, 購買管理/在庫管理)やFI(FInancial Accounting,財務会計)など、他のモジュールとの連携も多いです。
SD領域の案件例
案件名 | 建設機械メーカーにおけるSAP ECC6.0 Enhプロジェクト | 半導体商社向けSAP導入 ユーザPM補佐 | 大手アパレルメーカーにおける基幹システム刷新支援プロジェクト |
---|---|---|---|
想定報酬 | 150~200万円/月 | 150~200万円/月 | 150~200万円/月 |
稼働率 | 100% | 100% | 100% |
勤務地 | リモート/オンサイト併用 | リモート/オンサイト併用 | リモート/オンサイト併用 |
業種 | メーカー(建設機械) | 半導体 | メーカー(アパレル) |
推奨経験年数 | 3年~ | 3年~ | 5年~ |
SAPコンサルタントに有用な資格
SAPコンサルタントに必須の資格はありませんが、以下のような資格を取得しておくことで、クライアントに対してスキルを証明できたり、単価アップを実現できたりします。
SAP認定コンサルタント資格(SAP Certified Application Associate)
SAP認定コンサルタント資格は、ドイツのソフトウェア企業SAP SEが提供するソフトウェアのスキルと知識を証明するための資格です。SAPは、企業資源計画(ERP)ソフトウェアの分野で世界でトップのシェアを誇っており、導入プロジェクトに関与する機会も多いと考えられます。
特にSAP Certified Application Associateは、SAPの特定の製品やソリューションに関する基礎知識とスキルを証明する資格です。SAPの導入・運用に関わるコンサルタントが保有することで、クライアントから高い評価を得ることができます。
SAP認定コンサルタント資格には、SAP Certified Development Associateというプログラマーを対象とした資格、SAP Certified Technology Associateというインフラエンジニアを対象とした資格もありますが、SAPコンサルタントにはあまり求められないスキルであるため、取得の必要はあまりないといえます。
資格の内容
SAP Certified Application Associateは、SAPの多岐にわたるソリューション領域ごとに、さまざまな資格が用意されています。例えば、以下のような資格があります。
- SAP Certified Application Associate – SAP S/4HANA for Financial Accounting Associates
- SAP Certified Application Associate – SAP S/4HANA Sales 1909
- SAP Certified Application Associate – SAP SuccessFactors Employee Central 1H/2020
各資格は、特定のSAP製品やソリューションに関する知識とスキルを問うもので、試験範囲は各資格によって異なります。現在どのような認定試験が提供されているかは下記サイトに掲載されています。自身が関与するプロジェクトで使用する製品などを確認の上、受験する試験を選択しましょう。
受験資格
原則なし
SAP Certified Application Associateの受験資格は、特にありませんが、プロフェッショナルレベルでは実務経験が求められることがあります。
取得難易度
SAP Certified Application Associateの難易度は資格の種類によって異なりますが、一般的には、SAPの基礎知識があれば取得しやすいです。試験によっては製品の内容が深く問われるため、実務経験がないと回答が難しい問題もあります。
合格率
不明
SAP認定資格の合格率は、公式には公表されていません。
勉強方法
SAP社が提供するSAP Learning Hubを受講するのが、最も効率的で、正確に理解を深めることができます。内容は英語なので、ある程度の英語力は身につけた上で受講することをおすすめします。
初学者の場合、初めに日本語の書籍でSAPの全体像を確認することをおすすめします。
勉強期間
1科目当たり30~40時間
受験する試験の種類にもよりますが、SAP Learning Hubの講義の受講と併せて1科目当たり30~40時間程度が目安となります。
費用
20万円前後
- 受験費用:5~10万円
- 講義受講:5~10万円
SAP認定資格の受験費用は、資格の種類によって異なります。一般的には、1科目あたり5万円~10万円程度です。
PMP
PMP(Project Management Professional)は、米国PMI(Project Management Institute)が認定する国際的なプロジェクトマネジメント資格です。プロジェクトマネジメントに関する知識や経験を有することを証明し、プロジェクトマネージャーとしての能力を客観的に評価することができます。
プロジェクトマネジメントのグローバルスタンダードとしての地位を確立しており、前述のプロジェクトマネージャ試験よりも高く評価される傾向にあります。企業が採用時に優遇したり、国の入札案件でも要件となったりと価値が認められています。
SAPコンサルタントには、SAPに関する知識だけでなく、プロジェクトを円滑に推進するためのマネジメント能力が必要になります。特にリーダーやマネージャーのポジションでは、プロジェクトを成功に導く責任があります。そのため、PMPの資格取得を通じてマネジメントに関する知識を身につけることをおすすめします。
資格の内容
PMP試験は、PMIが発行するプロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOKガイド)に基づいて出題されます。試験内容は、プロジェクトマネジメントのプロセス群(開始、計画、実行、監視・コントロール、終結)と知識エリア(統合、スコープ、スケジュール、コスト、品質、資源、コミュニケーション、リスク、調達、ステークホルダー)に関する知識を問うものです。
受験資格
PMP試験の受験資格は以下の2つの条件を満たす必要があります。
- プロジェクトマネジメント経験
- 【高卒・短大者の場合】プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、60ヶ月のプロジェクトマネジメント経験
- 【大卒者の場合】プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、36ヶ月のプロジェクトマネジメント経験
- 研修の受講
- 35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講
取得難易度
PMP試験は、プロジェクトマネジメント経験が求められるため比較的取得難易度が高いです。試験に関しては出題の傾向を理解すれば対策はしやすいです。
合格率
不明
PMP試験の合格率は、公式には公表されていませんが、一般的には60%前後と言われています。
勉強方法
基本的には、PMPの受験対策講のテキスト・問題集を使用して学習を行います。ただし、講座で用意されているテキストは日本語が不自然であったりと分かりづらいことがあります。
日本語でPMBOKの体系を正確に理解するため、下記のような日本語の参考書を適宜参照するのも効果的です。複雑なPMBOKの内容がわかりやすく図解されており、概要を理解する上で非常に役に立ちます。
勉強期間
80~100時間前後
- プロジェクトマネジメント講座:35時間
- 自学自習:50時間
費用
15~20万円
- 受験費用:PMI会員: 405米ドル/非会員: 555米ドル
- 講座受講:7~10万円
- 参考書:5,000円
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案件名 | 大手アパレルメーカーにおける基幹システム刷新支援プロジェクト(移行) | 大手電子部品商社 子会社向けSAP S/4HANA展開プロジェクト | 大手アパレルメーカーにおける基幹システム刷新支援プロジェクト |
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想定報酬 | 200万円/月 | 170~210万円/月 | 150~200万円/月 |
稼働率 | 100% | 100% | 100% |
勤務地 | リモート/オンサイト併用 | リモート | リモート/オンサイト併用 |
業種 | メーカー(アパレル) | 商社(電子部品) | メーカー(アパレル) |
業務領域 | その他[SAP] | SD/MM | |
推奨経験年数 | 7年~ | 6年~ | 5年~ |
報酬はクライアントからの入金を待たず、最短1日で支払われるため、フリーランスとして安定したキャッシュフローを実現することができます。
また、大手コンサル/ITベンダー出身、SAP導入経験の豊富なメンバーによるSAPフリーランスとしての独立のアドバイスも受けることができます。
まとめ
以上、SAPコンサルタントの年収、業務内容、おすすめモジュール、有用な資格、SAPフリーランスのおすすめの案件獲得サービスについて解説して参りました。
SAPコンサルタントは高年収を実現できる職種の一つですが、SAP製品のアップデートに合わせて日々知識・スキルをアップデートしていくことが求められます。また、SAP製品の知識だけでなく、コンサルタントとしての業務分析、プロジェクトマネジメントなど幅広いスキルが求められるため、難易度の高い職種といえます。
今後、SAPコンサルタントとしてのキャリアを目指される方は本記事も参考にしてみてください。